競馬の予想ファクターの一つの「指数」があります。
指数に関して競馬ファンの方なら一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、その指数の難しい計算なんて自分にはできない!指数は聞いたことあるけど計算方法なんて決まっているの?なんて思う方も多くいると思います。
今回は、その指数の計算方法を紹介します。
指数の種類は多数ありますので、複数の指を出して紹介しますので、ご自身が気になる指数を見つけて、実際に真似してみてください。
目次
そもそも指数ってなに?
指数とは聞いたことあるけど、詳しい内容が全くわからないという方に対して簡単に説明します。
指数とは、競馬に関連した情報の中に数字で表記されるものを集め、統計を出した結果を用いて上位に入賞する可能性の高い馬を算出した数値です。
もっと簡単に言えば、スピードに関連した過去のタイムなどを全て調べ、膨大のデータから馬のタイムが上がるのか?という部分を予測します。
競馬には、新聞を見てもわかるように過去の記録が多く掲載されます。
その中には、ラップタイムや調教タイム、前走タイムなどの掲載に加え、斤量や馬体重、クラス、勝率なども表示されていますので、情報は膨大にあります。
その情報をかき集めて算出しているのが指数ということになります。
指数のメリットと重要性
指数を利用することで、レースに勝てる可能性の高い馬を一目瞭然で判別することが可能になります。
また、軸馬の設定で悩んだ時に、指数を提供しているサイトを確認すれば、予想の助けになるでしょう。
あくまで、指数は参考にする情報なので、全てを信じるのではなく、困った時に使える要素としては非常に便利だと思います。
指数にはどんな種類がある?
指数と一概に言っても、どんな要素を入れるかによっては大きく予想の質が変わってきます。
まずは多くの種類がある指数を紹介しますので、計算する上で何を要素に入れた指数なのかを確認してみましょう。
指数計算は、自分が一番重要だと思う要素で計算されているものをご自身の予想のファクターに取り入れるのが一番良いと思います。
全体的に見ても、競馬業界では「スピード」と呼ばれる部分に着目した指数が主流にはなりますが、スピードに関連しない指数を算出するパターンも存在します。
スピード指数
まず、最初に紹介するのは、競馬予想で一番オーソドックスのスピード指数です。
このスピード指数は、レースで走ったタイムを基準に算出した指数になります。
はじめてスピード指数を聞いた方には、競馬場の距離はそれぞれ違うのに、計算できるの?と疑問に思ってしまう方もいると思いますが、様々な要素を踏また上で算出されていますので、問題ありません。
基本的に、競馬で上位に入賞する馬はタイムが良いからこそ、1着で勝利します。
なので、速いタイムを出す馬を探すのが、スピード指数の最大の目的になります。
スピード指数は(西田式)と呼ばれる指数が競馬予想では多く利用され、走破タイムを左右する要素(芝とダート、距離、負担重量、馬場状態の違い)を計算し、各馬の走破タイムを比較可能な指数として表しています。
そのため、安易に過去レースのタイムだけを見ているだけで無く、様々な要素を加算して算出していますので、結果的に当たりやすいことになります。
ペース指数
ペース指数とは、その名の通り競走馬が走る速度を基準に算出された指数になります。
単純にペース指数の数値が高いほど、勝てる可能性が高い馬となり、数値が低くなると勝てる可能性が少ない馬になります。
ペース指数の計算方法は、レースが開始した前半とゴール前の600mに分割して計算され、算出された数値が低いと、馬はスローペース、数値が高いとハイペースと判断されます。
当然のことですが、レースの距離が短い場合はペースが早くなり、長くなると遅くなると考えられます。
このような、全体のペースを指数で算出して、予想の材料にするパターンもありますので頭の隅に入れておいてください。
上がり指数
この上がり指数は、ペース指数に関係した指数になります。
基本的には、最後の600mでの上がりタイムと全体のペース指数を比較して、馬のペースがしっかり上がってきているのか?という部分を確認できる指数です。
少しややこしい部分もありますが、単純に考えて競走馬にはコンディションがあります。
過去のレースで、しっかりペースを上げて最後の600mでは速いタイムを残した馬が次のレースでも、良いコンディションを維持してタイムを上げながら走るのではないかという判断材料になります。
先行指数
先行指数とは、距離やクラスに分けて基準になる数値を設定しており、その基準から比較しています。
先行指数は全体の平均を出した数値のようなもので、先行指数が高い馬はレース展開で前にでる可能性が高く、指数の低い馬は中段の位置でレースをすることが多くなります。
距離指数
最後に紹介するのは、距離指数になります。
距離指数は、いろんな距離を走っている競走馬のタイムを比較する指数です。
基本的に過去レースの距離はそれぞれ違いますので、同じ距離を走った想定で計算されています。
計算方法は、1秒÷基準タイム×1000で算出します。
距離を均等にして計算するので、3000mのコースでも1600mのコースでも同様の条件で走ったことと同じ条件になり、均一化しています。
競馬予想サイトでも一番利用されるスピード指数
日本では、スピード指数の生みの親とも呼ばれる競馬評論化の西田和彦が公開したスピード指数が有名です。
この方は、書籍なども出版しているので、ぜひ確認してください。
西田式スピード指数の計算方法
西田式スピード指数の計算方法は、決められた公式で算出されています。
その指数の計算式は下記の通りです。
■スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
この計算は初心者の方でも、公式に数値を当てはめて電卓で計算するだけなので、比較的簡単だと思います。
また、この計算した数値が高ければ、高いほど速く走ることができる馬になりますので、非常にわかりやすいと思います。
競馬予想サイトで指数を見る
競馬予想サイトには、西田式スピード指数を自動で計算して、公開しているサイトが多く存在します。
また、西田式のスピード指数にもっと付加価値を加えて、より正確な数値を提供しているサイトがあり、競馬ファンには非常に嬉しい情報だと思います。
最近では、AIを利用したサイトやコンピューターで膨大な要素を加えて算出した競馬サイトも存在します。
種類は様々ありますが、競馬予想サイトを見る上でどんな要素で算出した指数なのかを確認する必要があります。
残念ながら、指数を公開していると宣言しているのに、全く関係ない要素を取り入れてしまい、全然当たらない指数などもあります。
詳細に関してはしっかり調べて、内容を理解した上で利用してみて下さい。
まとめ
今回は競馬の指数の計算方法について紹介しました。
西田式スピード指数の公式を紹介させて頂きましたが、自分で調べて数値を算出するのは面倒くさいし、計算が難しいと思う方も多いと思います。
そんな時に利用できるのは指数を提供している競馬予想サイトです。
競馬予想サイトでは、指数を細かく自動計算してくれて、良い馬をマーキングして紹介しています。
また、イレギュラーな要素も取り入れているので、自分で計算するより正確な数字を知ることができます。
指数を利用するメリットですが、上位に入賞する可能性が高い馬が一目瞭然でわかる部分です。
しかし、競馬はギャンブルなので指数が絶対に的中するわけではありませんので、予想の補助になる要素として多くの競馬ファンに利用されていますので、競馬予想サイトなどを確認してみて下さい。