競馬予想で指数を提供しているサイトは非常に多くありますが、その指数はエクセルを使って自作できないの?と疑問に思っている方もいると思います。
指数を算出する方法の中で、取り入れる要素が重要になってきますが、計算はエクセルでも可能です。
今回は、競馬予想の指数計算をエクセルで実行する方法や行った場合のメリット、デメリットを含め説明したいと思います。
指数計算に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
指数をエクセルを使って算出するには
まず競馬には、多くのデータがあることは皆さん知っていると思います。
その中で、重要になるには、データをどこで入手するのか?という問題でしょう。
そこで使えるのが、JRAの公式ページです。
過去のデータを参照するには、JRAの公式ホームページで検索が可能になっており、データを無料でみることができます。
過去のレースはもちろん、馬のデータなども参照できる上に、調教師や生産者も閲覧できるようになっています。
このデータを用いて、エクセルに転記して計算することは可能になりますので、指数計算を自分で行うことは可能です。
しかし、データ数は膨大にありますので、時間が掛かるのは避けて通ることはできません。
その点を考えると、自分の必要だと思う要素を全て取り込んで、オリジナルの指数計算はできますが、その計算システムをエクセルで作成する時間や労力がちゃんと返ってくるのかが重要な要素になるでしょう。
その点を考慮して考えると、自作より指数を提供している競馬予想サイトを利用するのも一つの手だと思います。
それでは、自分で指数計算をつくる時の重要な部分をご説明します。
過去の全成績を確認して情報解析する
エクセルで分析を行う際には、まず情報を集めなくてはいけません。
また、その情報を集める(ルール)は一定にして、どんな時でも条件を変えてはいけませんので、しっかりした初期設定をしましょう。
万が一、計算をする時に加えている条件が変わってしまうと正確な指数を出すことができなくなり、回収率も下がってしまいます。
最初に決めた時の基本軸が非常に重要になります。
まず分析する要素として、過去のレースを参照して馬のレース結果を収集することで出場する競走馬を分析できます。
その馬が予想するレースに出場する時には、出走する全ての馬を登録すれば、買う時に困りません。
まずは馬のデータの登録を繰り返して、エクセルの中に入力しておき、出走馬を選択できるようにしましょう。
タイムが過去レースより速くなる可能性を考える
エクセルに出走する馬を登録したら、どんな情報を基準に分析をするのが速く走る馬を算出できるのか、可能性の高いの方法を考えます。
そこでオススメの分析方法は重回帰分析です。
重回帰分析とは、エクセルで作成したデータを統計化してデータ処理する分析のことで、目的変数と説明変数を設定して考えなくてはいけません。
目的変数の設定で一番多く取り入れられるのが、馬のレースタイムになります。
説明変数は馬場・頭数・前半3ハロンタイムと後半3ハロンタイムの4つです。
上記の内容を分析することで算出した数値は、エクセルで自己分析する時に使え統計上で予想するタイムが算出できます。
少し、難しい部分ではありますが、試してみて下さい。
JRA-VANを上手に活用してデータを集める
上記で説明したJRAの公式ページから検索できる馬や調教師の情報ですが、もっと良いツールで会員専用のJRA-VANというソフトが存在します。
このJRA-VANは、JRAの関連会社が提供しており、正確なデータを保管しているため安心して利用ができます。
また、膨大なデータを利用して自分で分析ができる有料コンテンツも揃っています。
スマホアプリ版もリリースされていますので、本気で自作の指数計算をエクセルで行う方以外で情報を集めたり、事前の準備が難しい方はこのソフトを使うのがオススメです。
では、JRA-VANの簡単な概要を説明します。
JRA-VANの無料体験と月額料金
JRA-VANは、200本以上ある競馬ソフトを使用して、自分専用のデータ分析ができる会員限定サービスです。
基本月額料金は1900円(税抜き)で利用ができますが、無料体験をすることも可能です。
無料版では、少し制限がありますが、初めての方なら参考になります。
実際に中身を確認してから、自分で全てを作るか、JRA-VANを利用するのか検討してみてください。
20年分以上のデータを収録
JRA-VANには過去の30年間分のデータが組みこまれており、自身のみでこのデータを集めようとしたら膨大な時間が掛かることが予想されます。
その点を考えると、JRA-VANを利用すれば、好きなようにデータベースから抜粋した情報をもとに自作の指数分析ツールを作ることができますので、非常に効率的です。
レースが開催されるときに、馬のデータを1から収集するのは非常に大変で、万が一その指数が算出できても、外れてしまった時には再度指数を出すのが嫌になってしまうでしょう。
そにため、少しでも楽をして細かい分析ができるオリジナル指数計算を作成するのが良いですね。
エクセルで指数計算をつくる方法
ここまで指数について説明してきましたが、自分で指数計算をするのは非常に難しいと思った方も多いと思います。
競馬の指数は、競馬予想会社が膨大な時間と人間を使って組み上げることが多く、競馬の素人で簡単に作成できるほど甘くありません。
経験が少ない方でも作成できない訳ではないですが、指数を分析するための要素が少なすぎて正確な指数が算出できない可能性があります。
また、指数は数値を用いた計算は統計学の要素が多く含まれるので、理数系の方でないと非常に難しい分野だと思います。
それでも自分専用の指数計算をエクセルで作りたいという方に向けて、計算方法を紹介いたします。
計算する前には、絶対変えてはいけない要素を個人で決めてからスタートしましょう。
簡易版スピード指数の算出方法
競馬で指数と聞くと、主に利用されるのがスピード指数になります。
スピード指数は、競馬馬の速度を基準に算出する方法で、細かい要素を含まない場合の計算方法もそこまで難しくないでしょう。
スピード指数を算出する時に、決められた公式はありませんが、世間でよく利用されている計算式を紹介します。
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
この数式を利用すれば、スピード指数を入力したエクセルファイルに走破タイムを計算させて表を作成することができるので便利です。
自分で作る時は複雑な数値を入れない
指数は様々な条件で正確な数値を算出できるようになります。
しかし、自分で作成する時に要素を多く加え、計算を複雑にしてしまうと計算ミスなども生まれ、正確な数値が算出されません。
また、指数には予期せぬ出来事で大きく変わってしまう恐ろしさがあります。
一つ目の要因は、競走馬が走る距離です。
競走馬が出走する時は、適正距離に応じて調教師が決めますが、2000mの時もあれば2500mの時もあります。
その距離に応じて、指数の計算も変わってくるでしょう。
また、当日の馬場状態です。
指数は原則、レースが決まった状態で行いますが、当日のイレギュラーの事態には対応ができません。
そのため、当日にいきなり大雨などが降ってしまうと、予想外の展開になってしまうので指数の信憑性は下がってしまうでしょう。
事前に指数を計算するときは、週間天気なども確認して馬場状態を考慮する必要がありますが、予測できない事態には対応ができないということです。
まとめ
今回は、競馬予想の指数をエクセルで計算する方法を説明しましたがいかがでしょうか。
実際に自分で全ての情報を集めて、エクセルに転記しながら指数計算を行うのは非常に難しいと言えるでしょう。
オススメとしては、データをエクセルに1から集めるのではなく、JRA-VANのデータベースを利用して自身でカスタマイズしながら専用の指数計算をするのが良いと思います。
でも時間があり、計算などをするのが好きな方は自分専用の指数をエクセルに作るのも面白いと思います。
目的としては、年間を通して回収率を上げることなので、第一目標としてぜひやってみてください。
予想のファクターを追求するには、凄く便利です。